| 最近の少年事件やネット自殺に心いためていらっしゃる方も多いと思います。 そんな子供たちのココロは一体どうなってるのだろう、と考えます。 「心の闇」があるのなら、「心の光」で闇をうち破ることはできないでしょうか。 傷ついた子供たちの心に、天使の心、素直で天真爛漫な心を思い出してもらえたらな、 と切に願います。 |
| エッセイ集「あなたがいるだけで幸せ」を全国の施設に贈りたい この呼びかけに 快く答えてくださった多くのサポーターの皆様に支えられている 幸せの青い鳥便 |
| 「青い鳥基金サポーター」の皆様のご協力のおかげで140件を越す児童養護施設へ あなたがいるだけで幸せ を贈ることができました。 |
| ホスピスや老人ホームにも届けたいけど、まずは 養護施設から! 全国550ヶ所あるから・・・目指そう・・3300冊! |
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| 「虐待が増えてますよネ〜。悲しくなっちゃう」とテルヨさんは言いました。 テルヨさんは養護学級の教師をしていて、その日の夕方、まおライフデザイン研究所に 原稿を届けに来ていたのでした。 「私、卒論のテーマが『虐待』で、四年生の時、児童施設で虐待されている子供と遊んだんですヨ。 ナンカすっごくオドオドしてて、不安げで、落ち着かなくて、自信ないカンジで…」 近くにいた企画部しんちゃんがパソコンのモニターから顔を上げ「へ〜、そうなんだ」と相槌を打つと、 テルヨさんは、「腕にはタバコの火を押し付けられた火傷の跡があって、背中にはモノサシで叩かれた 傷跡がいっぱいあって…。もう身体じゅう傷だらけ…。で、お母さんのカウンセリングが済むと、 その子お母さんのところに駆け寄って、お母さんの手をギュッと握りしめて帰っていくんですよ」 しんちゃんは、パソコンを叩く手を止めて「エッ?お母さんの手をギュッと握って帰るの?その子…。 家に帰れば、そのお母さんからタバコ押しつけられるのに?」 「そう、その姿見て、ナンカ悲しくなっちゃって…。 虐待のニュース見るたびに、あの光景思い出すんですヨ」 「母親も苦しんでるんだよね」としんちゃんが言うと、 テルヨさんは「そう。やめたいのにやめられないんです。たいていその母親自身も、子供の頃母親とか 父親から虐待されていて…。ずーっと連鎖してる…」 「愛された記憶がないんだ」 「そう愛された記憶がないから、愛しかたがわからないの」 「う〜ん」としんちゃんは遠くを眺め 「でも、ホントは愛されているのにね。人はみんな…」とつぶやきました。 「そうですね。皆愛されているのに…、でもそれがわからないんです。 特に虐待されている子は『自分ナンカ、生まれてこないほうが良かった』と思ってますもん。 一番大好きな母親から『お前なんかいらない』 『お前のせいで私は不幸だ』ってメッセージを毎日受け取ってるんだから」 「そうだよね。一概には言えないけど、病気や戦争で親を亡くした子より、よほど苦しい葛藤を 抱えているかもしれない」 「そう。それで苦しみをいっぱい抱えて、大人になって、やっと愛する人を見つけて結婚すると、 今度は自分が子供を虐待してしまう。しかも自分で止められない」 「ウ〜ン。中高年の自殺も増えているでしょ。父や母が子供を残して死んでしまうという…」 「エエ、増えてますよね」 「残された子供は『父(母)が死んだのは自分のせいだ』って自分を責めちゃうらしいネ」 「それもつらいですネ。…でね、しんちゃん、私思うんですヨ。 そうしたココロに大きな傷を背負った子に『あなたがいるだけで幸せ』手渡してあげたいナって。 苦しい時や辛い時に、この本読んだら、自分の心を支えることができるでしょ。 『あ〜自分は天使さんに、いつも見守ってもらってるんだナ』『神さま仏さまに愛されてて、 自分は許されてるんだナ』って実感できると思うんですヨ」 「うん。苦しい時に『ひとつのコトバ』が自分を支えてくれることってあるよね。 そこから新しい人生を拓くことだってできる」 「そう、そしたらもっとステキな自分に出会って虐待の連鎖だって 断ち切れるかもしれないじゃないですか。」テルヨさんとしんちゃんの話はとどまりません。 「ホスピスにも届けたいよね」「介護センターとか」「小中学校の図書室とか」…と大いに話しは 続いていったのですが、実際問題どうすれば、本を届けられるんだろう というところで暗礁に乗り上げてしまいました。 それから半年以上経ったある日、いつものように少〜し遅れ気味の原稿を持って、 テルヨさんがまおライフデザイン研究所にやってきた時、 テルヨさんは、しんちゃんから「最近、数十冊買っては寄贈してくれる人が増えてきたヨ」 という話を聞きました。 「エ〜と、大阪のある小学校へ七十冊贈ってくれた人がいて、校長先生が気に入って、 副読本として使いたいっていうFAXが届いたし、常滑市の中学校へ寄贈してくれた人もいて、 学級文庫になったっていうし、九州のほうでも小学校の授業で『あなたがいるだけで幸せ』を みんなで読んで、メッセージを自分で作るという授業をしたところもあるって聞いたよ」 「エ〜!!そうなんですか?」 「あとは、入院中に読んで、随分心が救われたので、退院する時に、入院仲間にあげたいって 数十冊贈られた人もいたし…。 本を贈りたいからって言う方がずいぶん増えてきたヨ」と言っていた時、テルヨさんはピンときました。 「そうだ!基金を募りましょう! 以前話していた、虐待を受けた子や、親が自殺して施設に預けられた子供たちに 『あなたがいるだけで幸せ』を届けたいって話、基金をつくったらどうでしょう。 児童養護施設って、今全国に五百五十くらいあるんですヨ。 それで『あなたがいるだけで幸せ』を一セットずつプレゼントしていくんです。 エ〜と、ひとつの施設に六冊置ければ、三千三百冊。 約三万人の子供たちが読んでくれることになりますよね。 あ〜、届けましょうよ!ペリカン便じゃないけど『青い鳥便』みたいなのつくって。 わたしサポーター第1号になってみんなに呼びかけます!」とテルヨさんはノリノリ。 しんちゃんは、そんなテルヨさんをみてて、うれしくなってしまったのでした。 「まおも全面協力しましょう。テルヨさんも学校が忙しいから、事務的なことや、送る作業は 一切任せてください。エ〜と、あと金銭的なことも考えないと。 基金に協力してお金を振り込んでもらうと、振込手数料が要るし、本の送料も要る。 よし、まおがサポーター第2号になって、振込手数料と送料を負担しましょう。 あとは、テルヨさんが、みなさんにお声をかけて下さるだけ。よろしくお願いします。」 ということになりました。 |
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| では、テルヨさんからのメッセージをお届けします。 | ||
| 「ハイ。関野輝世です。森野かのんという名前で、はーと・ レターにファンタジーを書かせてもらってます。 虐待される子供の心って、あの子たちのからだ以上にズタズタに傷ついています。 大人になってからも、傷を引きずって『自分ナンカ』って苦しい毎日を送ってしまう子が多いんです。 『あなたがいるだけで幸せ』を読んで『自分自身の輝き』に気づいてもらえたらいいナ、 そして、明るい人生を踏みだしてもらえたらと心の底から祈ってます。賛同してくださる方、 ぜひ私と一緒に“あなたがいるだけで幸せ『青い鳥便』”を全国の心のキズを背負う人たちに プレゼントしていきましょう。 ぜひぜひ、よろしくお願いします。 |
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| サポーター2号の上村です。 昨年テルヨさんの話を聞いたときから、 「児童虐待」や「中高年の自殺」などに関する記事が、やたら目に付くようになりました。 少年院に入っている男女に、法務省がアンケートを行い、 5割の子供が「親から虐待を受けた経験を持っている」という記事に驚かされました。 平成十二年度の児童相談所(全国174ヶ所)の児童虐待に関する相談件数は 1万7725件で、十年前と比べ何と十六倍に急増しています。 また、中高年の自殺は、4年前に3万人を突破し、親の自殺により児童養護施設に 入る子供が増えています。 愛知県の養護相談の件数は、4年で3倍に増加し、「親の家出、親の自殺」による 相談が3割にも達しており、子供の非行に関する相談はむしろ減少しているとのこと。 親から虐待を受けた後遺症で、「他人を信じられなく」なったり、 「破滅的な生活」に走ったりする子供が多いという記事や、 親が自殺した子供の3割近くが、親が自殺した原因は「自分のせい」だと感じている という記事もありました。 21世紀を担う子供たちに、ぜひ、「人を信じること」の素晴らしさや、 「人を愛し、愛されること」の尊さを実感して欲しいと思います。簡単な話ではないと 思いますが、“あなたがいるだけで幸せ『青い鳥便』”が、少しでも多くの子供たちに 届くことを祈ってやみません。 まおライフデザイン研究所 上村 慎二郎 |
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